日本人にとって、お風呂は毎日入り疲れをとる場所であり、思い出の詰まった場所でもあります。思い出してみてください。育児に追われ疲れきっていたあの頃。一日の終わりに入るお風呂って、毎日の中で唯一ゆっくり過ごせて疲れを取り、一人になれる貴重な時間だったはずです。

お子様が少し成長されてくると、一緒にワイワイと入浴する時間が親子の時間に。うるさいけれど、毎日成長していく我が子の姿を見るのは嬉しいものです。

更に成長されると、一緒に入ることが無くなり、少し寂しい。早く風呂に入れ！と催促しないと入浴しない子供たち。私たちも早く入浴したいのに！

お子様たちが巣立った後は、時間を気にすることなく、入浴出来るように。でもカビ汚れがだんだんと気になってきた。汚いな…。

気が付けばお子様はお孫さんを連れて帰ってくるようになり、「じいじ・ばあば」は可愛いお孫さんと入浴することに。何十年も前を思い出すね…と感慨にふける前に、お子様に言われるのは「お風呂をキレイにしてほしい。寒いし子供を入れたくない。」実はお子様の里帰りをきっかけにリフォームされる方が結構おられます。お嫁さんやお婿さん、お孫さんを実家の古いお風呂に入れたくない、という痛烈なリクエストです。お風呂リフォームの一度目のきっかけです。

お孫さんたちも大きくなられ、会う機会が減るころには少しずつお体のあちこちが動きづらくなる。肩が、腰が、ひざがなんとなく痛い。まだまだ気持ちは若いけれど、体が思うように動かなくなってきている。「疲れを取る、思い出の詰まった」お風呂が、「入るたびに疲れる、危険な思いをするお風呂」に年々変わっていきます。お風呂リフォームの二度目のきっかけです。

浴室に入る一歩目の10㎝の段差ですら怖い。深い浴槽に出入りする時にふらつくが、手すりがないので捕まるところがなく、怖い。床が滑りやすく、何度も滑りかけている。入浴介護の話を聞いたことがあるが、とにかく大変で、命がけらしい。今は入れているが数年してもっと体が思うように動かなくなったときに、フラフラしながら毎日入れるのか？入浴するだけで疲れそうだ。

そして冬とにかく寒い。我慢して入っているが、体が温まらない。ヒートショックが危ないとよく聞くので、私は対策を念のためにしているが、ご主人は気合いだ！大丈夫だ！と言っている。倒れられた時に助けるのは私なのに…。お風呂場につけた古い暖房機は汚いし、使いたくない。でも寒すぎる。どうしようか…。

今のうちにリフォームしましょう。お風呂は疲れを取るために入るのです。暖かくて、安心で、安全で、体に優しいキレイなお風呂になります。疲れを取るためのお風呂にしましょう。